定期テストが終わりました。テスト結果の返却も進んでいるのではないでしょうか?
ベストは尽くせたでしょうか?
テスト結果を聞いた後、わたしは必ず、そう生徒に問いかけます。生徒がどう答えようとも、わたしはその答えを肯定します。
しかし、塾講師としての見解は、対生徒とは全く異なります。生徒が定期テストに向けて頑張って勉強したかどうかは、
社会の点数を見ればわかります
わたしは社会の授業がとても上手な教師を何人も知っています。授業中、生徒の表情はとても生き生きしています。そんな実力派教師でも、テスト前になって、同じように授業をしているかというとそうではありません。
実力派教師たちがテスト前にもれなく実施しているのは
徹底した問題演習
これをひたすら繰り返しています。実力派教師がなぜ徹底した問題演習を繰り返すかというと、
社会のテストは知らないと絶望に終わるから
つまり、定期テストの社会は『知っているか、知らないか』の戦いなのです。それを『知っている』に持っていければ、テストで結果は残せます。自分に厳しくやっていけば、点数は伸びてくるのです。
ベストは尽くした
テスト結果を見て生徒たちに
ベストは尽くせたか?
と聞いたとき、テスト期間中、わたしたちから見て明らかにサボっているなと思われる生徒が
ベストは尽くしました
と言ってくることもあるでしょう。当然のように成績を下げてくるわけですが。でも、生徒本人がベストを尽くしたと言っている以上、わたしたちはどうすることもできません。
その生徒は
これ以上、無理
と思っているのだから。腹一杯だと自己申告している人に、牛丼特盛を食べさせることはできるでしょうか?残念ながら、できませんね。これと同じことなのです。
基準を変えよう
生徒本人が
これ以上、無理
と言っている場合、わたしたち教師にできることは、その基準を変えること。先ほどの、腹一杯の例で考えると、『本当に腹一杯なのか?』と考えさせることです。
勉強でいったら、その勉強時間でいいのか?この点数でいいのか?と考えさせることです。このままでいいと思うのであれば、わたしは尊重します。
このままではよくないと思っているのであれば、何かしらアドバイスをしてあげましょう。わたしが実践しているアドバイスは、
1つの教科で90点以上をとれ
ということです。90点以上というと、ハードルが高いと感じる生徒がいるかもしれません。90点というのはより具体的に考えてもらうための指標にすぎません。
だから、生徒によっては、『他の教科より、20点以上多く点数をとれる教科を1つつくろう』でもいいでしょう。目的は突き抜けた教科を1つつくることだから。
おすすめは社会
そんなこと言われたって、どの教科も無理です
という生徒には、迷わず社会をおすすめしましょう。先ほども言ったように、他の教科と比較して『知っている、知らない』の割合が比較的大きいです。だから、『知っている』にすれば、好結果につながりやすいです。
そして、社会で『知っている』という状態をつくることができれば、知らない間に暗記力が強化されていることでしょう。
そうすると、漢字や英単語にも好影響を及ぼします。定期テストである程度の結果を残したければ、ある程度の記憶力は必須です。だから声を大にして言いたい。
まずは、社会からはじめよ
社会で高得点をとる。これが次回の目標です。自分に厳しく勉強に取り組もう!
最後に
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