こんにちは。やすひろです。
今回は、わたしがあまり詳しくない大学入試について。新たな縁があって、大学受験生の指導をする可能性が出てきました。
その生徒に質問されたのですが、
英語だけできれば、合格できますか?
最初からその生徒を否定してはいけないと思い、質問を受けたその場では
かもしれないね
と答えましたが、その生徒の英語の実力がどの程度かわからないので、正直返答に困りました。こういう質問をするたいていの生徒は「英語に自信があるか」「勉強に自信がないか」のどちらかです。
確かに、英語に傾斜配点をする大学は増えてきています。試験科目の中で英語が重要だということは疑いの余地はありません。
だからと言って、英語だけできれば志望校に合格できるとは言い切れないと思うのです。理由はシンプル。
上には上がいるから
どんな模擬試験を受けても、毎回英語の偏差値が65以上をたたき出す生徒だとしても、志望校の偏差値が60だとしたら、その英語は得意といえるかといえば、微妙です。
英語に特化した入試を受けたとしたら、おそらく撃沈するでしょう。なぜなら、あなたよりさらに英語が得意な生徒が受験してくると考えられるから。
最近の大学の選抜方法は多岐にわたります。わたしたちの時代と大きく異なるのが、自分の得意を限りなく活かせるということ。
あなたがもし英語が得意で英語を活かして受験するのであれば、志望学科の偏差値より、英語の偏差値が10は高くないと正直厳しいと思うのです。
安易に考えすぎている
高3受験生で、今の時期から塾に入って勉強しようとしている生徒は、少し大学入試を安易に考えすぎていると思います。わたしにはその生徒は
得意の英語を活かしたい
というよりは、
受験勉強するなら英語だけにしたい
と言いたいのかなと思いました。今現在、英語が特別に得意だというわけではなく、英語が他教科よりましだというわけでもなく、3年間授業を受けてきたのが英語だという程度。
そして、どこかで誰かから聞いてきたのでしょう。
大学入試は英語ができれば合格できる
高3の11月現在の英語の偏差値を見てください。偏差値が50くらいであれば、あまり効果は発揮しないでしょう。つまりその英語だけでは、大学には合格できないでしょう。
もちろん、偏差値が50より下であれば言うまでもありません。
英語は時間がかかる
英語の厄介なところは、勉強の成果が出るまでに時間がかかるということ。
単語、熟語を覚えては忘れ、忘れては覚えという地道な作業を繰り返す必要があります。同時に英文法の理解、長文読解への慣れ、リスニング対策など。
やるべきことは明確でわかりやすいのですが、それらを確実にこなし、結果が出るようになるまでには、早くても3カ月はかかるでしょう。
今から3か月後は2022年の2月。私立大学一般入試の真っ最中。今からの勉強の成果を試すのが、いきなり入試本番となる可能性すらあります。
しかも、今すぐに始めないと、入試本番にすら間に合わない可能性が出てきます。
すでに勝負あり?
英語の勉強の成果が表れるまでには、最低でも3カ月はかかるという話をしました。もしかしたら、もうすでに勝負はついているのかもしれません。
いやむしろ、勝負はついているでしょう。大学受験生は11月に多くの模擬試験を受けていると思います。その理由は夏休みまでに勉強した成果が今頃現れるから。
その模擬試験の結果を踏まえて、これから入試までに弱点補強などの勉強を進めていくのです。今から英語の勉強を始める生徒とは雲泥の差です。
これまでは時間がなかったのだから仕方ない
そんな言い訳は通用しません。時間は全人類みな平等です。同じだけ与えられています。与えられた時間をどう使うかはその人次第です。
そしてこの期に及んで、「時間がない」なんてことを言っているのであれば、わたしから伝えられることはたった1つ。
今年の大学受験はあきらめよう
それだけです。2023年の2月に受験するのであれば、いまから勉強を始めるのは好スタートまちがいなしです。キミの望む結果が得られるかもしれませんね。
結論
英語の偏差値が志望学科より10くらい高ければ、英語傾斜配点入試を受けて、志望校に合格する可能性が高い
今現在、英語で結果が出ていないのに、受験勉強を英語だけにするのはリスクが高い
高3の11月から受験勉強を開始している時点で、手遅れだと言わざるを得ない
何事も、始動を早めることが成功のカギだとわたしは考えています。やると決めたら、1秒でも早いスタートを切りましょう!
最後に
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