こんにちは。やすひろです。
授業中に寝ている生徒を発見したとき、あなたはどのように対処しますか?このとき、対処法を間違えると、最悪、生徒からの信頼を失ってしまうかもしれません。
対処法としては
①指摘しない
②指摘する
対処法は、大きく分けてこの2つの選択でしょう。多くの教師が、状況によって使い分けていると思います。どちらの場合も最善の対処ができるといいですね。
指摘しない
わたしは最近、授業中に寝ている生徒を発見しても、「指摘しない」場合が多い。
指摘しない理由はシンプルに
時間のムダだから
寝ている生徒に対処している時間、寝ていない他の生徒は余計なことに時間を奪われてしまいます。彼らにとっては単なる時間のムダです。
別の例でも同じことが言えます。
遅れている生徒がいるから、少し待ちましょう
なんてことをしていませんか?もししていたら、今すぐやめましょう。時間通りに来た生徒たちにとっては大迷惑です。急いできたのに時間をムダにしてしまいます。
そして、生徒たちには
少しくらい遅れてもいいのでは?
と思われてしまいます。あなたの対処の結果、遅刻する生徒は確実に増えるでしょう。
寝ている生徒に指摘をしないと、寝る生徒が増えるのでは?
そう思われるのはもっともです。だから、わたしは普段の授業中から居眠り予防策をとっています。
寝てしまうのは仕方ない。でも、寝るのなら帰りなさい
生徒たちが多忙なのは知っています。寝たくなくても自然と寝てしまうのは仕方ないと思うのです。でも、机にふせて寝ているなら帰りなさいと、事あるごとに言っています。だから
今日は眠たいので休みます
と生徒本人が連絡してきたら、何も言わずに了承します。
指摘する
わたしも状況や学年に合わせて、授業中に寝ている生徒に対して、指摘をすることもあります。
わたしは、生徒を起こす場合によく使うのが、寝ている生徒の近くにいる生徒に起こしてもらう方法。声をかけてもなかなか起きないことが多いので、生徒に肩をたたいてもらう。
そうする理由はいたってシンプル
わたしが女子生徒の肩を叩けないから
男子生徒の肩をたたくのはいいのかもしれません。でも、女子生徒の肩をたたくのは問題ありでしょう。できない生徒がいる以上、やらないようにしています。公平性は大事だから。
授業中に
おい、〇〇さん、起きなさい!
と声をかけておこす教師もいるでしょう。生徒が素直に寝ていたことを認めれば問題ないとは思いますが、生徒が
寝てませんよ
と返答してきたら、あなたはどう対処しますか?こうなってしまっては、寝ていたかどうかは関係なくて、両者ともに恥をかきたくない戦いが始まっています。
こういう場合、わたしだったら
わたしからは寝ていたように見えたよ
と伝えます。寝ていたかどうかは本人にしかわかりません。だけど、判定するのは教師です。教師から見て寝ていると思われたら、評価が下がる可能性があります。
どのような態度が、教師から見て寝ているように思われるのかを具体的に伝えます。寝ていたかどうかは関係ありません。大事なのは他人からどう見えるかだと伝えます。
絶対にやってはいけないのは、両者ともに譲らず「寝てた、寝てない論争」を繰り広げること。残った生徒はドン引きです。時間のムダ。
次にやってはいけないのは、生徒の
寝てませんよ
の発言に対して引き下がること。指摘した以上、負けるわけにはいかないのです。生徒は生徒の味方をします。だから、他の生徒に、「寝てないのに指摘した教師」というレッテルを貼られます。
だからと言って、指摘しなければいけない場面で、躊躇しているわけにもいきません。指摘するのであれば、不測の事態には備えが必要です。
①本当に寝ていたかどうかは関係ない
②他人から見てどう見えるかが大切
③寝ているように見える態度を具体的に伝える
授業中に寝ている生徒に指摘する場合は、この3つを心得ておきましょう。いざという時、きっとあなたの助けになるでしょう。
最後に
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