こんにちは。やすひろです。
テスト前は、質問対応が増えますね。
生徒は
あなたの質問対応の仕方で
あなたがプロであるかどうか
信頼できる教師であるか
を判断しています。
しかし生徒は、
『さすがプロ教師!』
『信頼できる教師』
などとわざわざ口にしません。
生徒がするたった1つの行動で、
あなたをプロとして認めている
かどうかが瞬時にわかります。
それは、
何度も質問しにくること
(質問癖のある生徒は除く)
その生徒にとって
わからない問題の最後の砦が
あなたになっているのです。
信頼を感じますね。
自称プロより他称プロ
他人に評価されている人は
説得力が違います。
困ったときに生徒が質問にくる
教育のプロになる方法を
詳しく説明していきますね。
質問の仕方を教える
どんな生徒でも質問に来ていいぞ
どんな些細なことでも聞いてくれよ
わからないことがあったらすぐ聞けよ
こんなセリフで
生徒に質問を呼び掛けているの三流です。
なぜなら、
質問癖のある生徒が
どんどん質問に来てしまい
本当に質問したい生徒が
質問できないからです。
まずは、
あなたの質問対応の
スタンスを明確にしましょう。
わたしは、
①できそうでできない問題
②ひととおり自分で考えた
③どこがわからないかが明確
この3つの条件を満たしていること
を質問の最低条件に設定しています。
条件を満たしていない場合は、
『もう一度考え直してからおいで』
というようにしています。
あまりにもひどい場合には、
一切の質問に答えることすらしません。
質問対応の極意は、
生徒が自力でできるようにうながす
ことです。
一緒にやってできたと錯覚させること
ではありません。
これは単なる教師の自己満足です。
見下さない
勇気をふりしぼって質問に来る生徒もいます。
その時はどんな質問をされても
『いい質問だね』
『わかりにくいところだよね』
と言うようにしましょう。
こういう生徒は、
これまでわからない問題を
わからないままにしていた
可能性があります。
それではいけないと
質問するという行動に出ました。
そこを認めてあげましょう。
ただ、
質問したことをほめてはいけません。
質問癖のある生徒になってしまいます。
だから、
質問の内容をほめてください。
次はもっといい質問をしようと
前向きに学習するようになります。
そんな教師はいないと思いますが、
質問しに来た生徒に対して
『こんなのもわからないのか』
『ちゃんと勉強しているのか』
というのは絶対にやめましょう。
教師はその生徒から信頼を失い
生徒は勉強へのやる気を失います。
両者ともに何の得もありません。
問題解決はしない
答えを教えることが質問対応ではない
この前提をどれだけ理解しているでしょうか。
もし、この前提に立っていなければ、
生徒は答えを持っている
なのに、質問にきている
このメッセージを送ります。
『答えを見たら負け』
この教育観は一刻も早く捨てましょう。
答えは有効に活用すべきです。
解説は重宝すべきです。
わたしは日頃、生徒に
『答え先生ほど優秀な先生はいない』
と豪語しています。
これは、ウケ狙いでもなんでもなく
まぎれもない本心です。
わたしたちの仕事は、
生徒が答えにたどり着けるように
正しいヒントを与えることです。
質問対応とは、
教師が生徒に質問し続ける
生徒はそれをもとにひらめく
教師が一方的に説いて
生徒がただそれを聞く
ではないでしょうか。
生徒もひとりひとり違います。
その生徒に合わせて対応できるのが
真のプロだと私は思います。
それをわたしもめざしています!
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“生徒への質問対応で、あなたはプロかどうかを判断される” への1件のフィードバック