こんにちは。やすひろです。
学力をあげずに授業の質を上げる魔法。
それは「3つのスピード」です。
授業の質を上げるには
学力の向上が必要だ。おっしゃる通りです。
学力はそんなすぐに
身につくわけではありません。
代講の50分の授業ならまだしも、
1年間通しで指導するとなると
膨大な勉強量が必要でしょう。
かといって
学力が上がるまで待って
と言えるわけもありません。
学力をあげずに授業の質を上げる魔法
3つのスピードについて説明していきます。
書くスピード
3つのスピードの中で
一番実践しやすいのが
「書くスピード」です。
お笑いのコントでよくある
新任教師が黒板に自分の名前を書く
あのくらいの勢いがあるといいです。
あんな勢いで書いたら
生徒たちが読めないのでは?
おっしゃる通りです。
読めない字では
いくらはやく書いてもムダです。
でも、それって
はやく書いているからでしょうか?
そもそもゆっくり書いても
上手な字とは言えないのでは?
以前同僚が
「時間をかけても下手な字は変わらない」
と言っていました。
わたしもそう思います。
字はちょっとしたことで
劇的に変化します。
あなたの字が
少しだけマシに見える技を
特別にお教えします。
①角をしっかりと曲げる
②略字・つなぎ字をしない
③少し小さめに書く
ゆっくり下手な字を書かれると
生徒たちはうんざりします。
あなたの字がマシに見える
3つの技をマスターして
早く書く練習をしましょう。
話すスピード
話すスピードがはやいと
人は無意識に引き付けられます。
その代表例が漫才。
ゆっくりしたペースで漫才をする人
ゆっくりしたペースで漫談をする人
あまりいないでしょうね。
わたしが思いつくのは
南海キャンディーズのしずちゃん
くらいです。
彼女が人気を博しているのも
まわりの話すスピードがはやいから
というのもあるでしょう。
あなたが目指す
話すスピードの速さの目安は
YouTube動画を1.5倍速で
再生したくらいのはやさです。
それくらいを
マックススピードにしましょう。
それよりもはやくしてもいいですが
聞き取れない人がたくさん出てきます。
はやく話すためには
口を大きく開けて話す
これを意識しましょう。
勘違いしないでください。
授業すべての話すスピードを
はやくする必要はありません。
息が苦しくて倒れてしまいますよ。
あなたがマスターするスキルは
話すスピードのグラデーション。
たとえば
1回目の説明は
しっかり聞いてもらえる普通のスピードで
2回目の説明は
生徒に緊張感を持たせるように1.5倍速で
ただし、1.5倍速は時間制限をしましょう。
長くても2分以内。
M-1でもネタ時間は4分です。
長い時間はやいスピードで話し続けると
聞いている人の頭の中は「・・・」になります。
伝えたくて授業しているのに
こうなってしまっては意味がありませんからね。
解かせるスピード
生徒に問題を解かせるとき
時間制限をつけるか、つけないか。
これはノータイムで時間制限をつける。
問題はここから。
時間制限をきちんと計るか、計らないか。
これもノータイムで計る。
キッチンタイマーを用意しましょう。
どの学年でも
人数がひとりだとしても
時間をきっちり計りましょう。
このときのポイントは1つ。
時間は教師が決める。
絶対に生徒に聞いてはダメです。
ムダに長い時間を設定する心配性の生徒がいます。
それでは時間を計るメリットを最大限発揮できません。
終わらない生徒がいても
決して待ってはいけません。
待ったり、時間再設定をした場合、
大切な生徒の信頼を失います。
制限時間内に終わらせようと
がんばったのはムダなのか?
頑張っている生徒を
ないがしろにすると
授業は崩壊してしまいます。
そこまで心を鬼にすることはできない
試験で明らかに終わっていない生徒がいた場合
その生徒だけ時間を延長するのですか?
信念をもって徹底するなら、何も言いません。
はやく問題を解く
これって才能だとわたしは思っていました。
トレーニングをすれば
問題を解くスピードははやくなるのです。
待ってあげる優しさ
その優しさは成長を阻害しているのかもしれません。
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