こんにちは。やすひろです。
今回は、教師だったらやめたい、たった1つの声かけについてお伝えします。生徒に声をかけない教師はいません。どの教師も良かれと思って声かけをしていますよね。その声かけが、生徒たちにマイナスの影響を与えていたとしたらどうでしょう?それだけは避けたいですよね。大切なあなたがそうならないように、こっそり伝えさせていただきます。
それではさっそく本題に入りましょう!
今すぐやめたい声かけとは?
教師であるあなたが、今すぐやめたいたった1つの声かけとは?生徒が行動する前にあなたの意見、感想を言うことです。なぜか?それは生徒たちに先入観を与えてしまうからです。
たとえば、
「つまらないものですが・・・」と言われてから、ものをもらったとき
「荷物になりますが・・・」と言われてから、手土産をもらったとき
「ちょっと失敗しちゃった」と言われてから、手料理を食べるとき
あなたはどう感じますか?おそらく、あなたはゼロの状態から公平に判断することはできないでしょう。判断は、マイナスからスタートになるかもしれませんよね。いずれにせよ、あなたの目の前で起きた事象は、あなた自身で判断したいし、するべきです。
われわれ教師も例外ではありません。生徒たちが行動する前に自分の意見や感想を言いがちなのは、テスト開始直前ではないでしょうか?自作のテストであればなおさらです。
「今回のテストは難しいぞ」
「この問題くらいはできてほしいな」
「点数が悪かったら補習な」
のような言葉を、テストを始める直前に言われた生徒たちは、どう思うでしょうか?教師の話をよく聞いている生徒たちに、いらぬ先入観を与えてしまいます。それが、最悪の結果をもたらしているとしたらどうでしょう?
もし、良い結果をもたらしていたとしても問題です。なぜなら、入試本番は、そのような声かけは行われないからです。自分で判断するという貴重な練習の場を、教師が奪っているのです。
この声かけの大きな問題点は、教師が生徒たちの良かれと思って、無意識にやっていることです。自分が良かれと思ってやっていることってやめづらいですよね。無意識にやっていることってやめづらいですよね。無意識にため息をついてしまうわたしには、あなたの気持ちが痛いほどよくわかります。
そこで、その声かけをやめる行動プランをお伝えします。それは、現在大ヒット中のドラマ『半沢直樹2』を一気見しようと録画している人に、あなたの感想を言っているのと同じだと自覚することです。
わたしは見ているから大丈夫だと、そんな低い思考力ではだめです。『半沢直樹2』を、あなたの見ようと思っている映画や小説に置き換えてください。そうすれば、理解が深まるかもしれません。
これから行動するのは、教師ではなく、生徒なのです。今すぐ、生徒の行動に先入観を与える発言をやめよう。すべては生徒たちのために。
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まとめ
教師だったらやめたい、たった1つの声かけとは?
それは、生徒たちが行動する前にあなたの意見・感想を言うこと。
なぜなら、いらぬ先入観を与えてしまうから。
教師の多くは、それを無意識に良かれと思ってやっている。
だから、やめることが難しい。
あなたが楽しみにしている映画や小説の感想を
先に言われるのと同じ発言を、自分はしているのだと心得よ。
いかがでしたでしょうか。わたしも若いころ、テスト解説をするときに、生徒より先に問題を解いていました。そうすると、いらぬ声かけをしがちでした。今はそれを避けるべく、生徒と同時に解くことにしています。そうすれば、物理的に不可能になりますからね。すべては工夫次第です。
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