こんにちは。やすひろです。
塾講師は生徒と話すのが
大きな仕事のうちの1つです。
あなたもどのような言葉が
生徒にもっとも届きやすいか
生徒にもっとも響きやすいか
生徒にもっとも伝わりやすいか
と考えて話をするでしょう。
あなたの発しているその言葉が
生徒の行動力を奪っているとしたら?
「先生に指摘されて
挑戦することをやめました」
過去、ある生徒に言われた一言です。
そんなつもりは一切ないのに
生徒にはそう伝わってしまったのです。
わたしはこの出来事の後
生徒と話すのが怖くなりました。
具体的に何を言ったのかは
正確に覚えていませんが
その生徒に話した内容は
結果について
だったと記憶しています。
結果について話すことが
よくないというつもりはありません。
わたしの伝え方が悪かっただけ
と素直に反省しています。
たった1つの声かけで
生徒の行動力を奪うほど
わたしたちの言葉には力がある
のかもしれません。
わたしが生徒の行動力を奪った話
について今回は話していきます。
結果について
まず前提として
今のわたしの価値観は
結果は変えられない。
変えられるのは未来だけだ。
です。
結果についてあれこれ言うのは
今はほとんどありません。
なぜなら
結果は変えられないからです。
よく話すのが
わたしが激しく叱って
点数が上がるのであれば
どれだけでも叱る
でも実際は結果は変わらないよね?
むしろ次へのやる気を失うよね?
ということです。
結果について言及するのは
結果がよかった時だけです。
悪い結果について
悪い結果に対する声かけで
次からの生徒の行動は変わります。
絶対にやめたい声かけは
結果が悪いということは
何もしていないのと同じ
これだけは口が裂けても
言わないでください。
今日の記事のハイライトです。
この言葉を言ったら
その生徒との関係性は
確実に崩壊します。
あなたは大切な生徒を
1人失うことになります。
この言葉を聞いて
なにくそこの野郎
次は見とけよ
となる生徒は
令和の時代では
絶滅危惧種です。
多くの生徒は
心が折れます。
わたしも最近上司に
結果が悪いということは
何もしていないのと同じ
と言われて心が折れました。
おじさんにとっても
きつい言葉なのです。
果たして
生徒たちは耐えられるでしょうか?
耐えられる生徒もいる
すべての生徒が
耐えられないわけではありません。
耐えられる生徒も存在します。
心が強い
そんな生徒にわたしもなりたい。
でもこればかりは
心の強さは関係ありません。
残念ながら
この言葉に耐えられる人は
本当に何もやっていないと
自覚がある人でしょう。
そういう人は
図星なので耐えられるでしょう。
中にはこういう生徒もいますが
果たしてどのくらいいるのでしょう。
とても少ないような気がします。
結果のみで批評するな
結果が悪かった時の声かけは
わたしは必要ないと思います。
これまでいろいろ試しましたが
あまり効果は実感できませんでした。
わたしが今、
実践しているのは
①ヒアリング
②これからどうするか
③次回期待している
です。
詳しく説明します。
ヒアリング
「今までより勉強したのに
点数はとれなかった」
まずは生徒に
どのように取り組んだのかを
はなしてもらいます。
注意点はただ1つ
話を聞くことに徹すること
あなたの意見はいりません
これからどうするか
「英単語を覚えるだけでなく
長文を読むようにする」
今回うまくいかなかったことを
次回はどう変えるのか
それを具体的に言ってもらいます。
生徒自ら決めることが好ましいですが
困っていたら手を差し伸べましょう。
注意点はただ1つ
あなたが押し付けてはいけません
次回期待しているよ
ようやくわたしたちの出番です。
この言葉で、会話を終えましょう。
本人が一番悔しい
結果が悪くて一番悔しいのは
生徒本人のはずです。
それを何の関係もない
わたしたちが叱責するなどは
ありえない事態です。
自分なりにがんばった
でも結果が出なかった。
結果を他人に批判された
普通の人なら
もう行動するのはやめよう
そう思ってしまいます。
わたしたちは生徒の行動を
サポートする仕事です。
生徒の行動力を奪う声かけを
するのは絶対にやめましょう。
結果は変えられない。
変えられるのは未来だけだ。
[affi id=12][temp id=2]