こんにちは。やすひろです。
わたしには大きな疑問が1つあります。その疑問とは、
中学生が英語の授業を受けただけで、テストで点数がとれるのか?
ということです。
以前、英語の成績がふるわない中学生の保護者様と懇談をしたときに
英語の文法がわからないほどバカじゃないと思う
と言われたことがあります。確かにその生徒は理科や、数学は抜群の出来でした。しかし、英語はいまいちだった。定期テストになるとその傾向は顕著でした。
保護者様も原因について
圧倒的に英語が書けない
と言っていました。中学英語では、文法を理解していても、英語が書けないとなれば、語順整序問題しか解けません。
語順整序問題とは、事前に書かれている英単語を、並びかえて正しい文章をつくるという問題です。
定期テストでは語順整序問題の配点は多くても20点程度。高校入試にいたっては、多くて3問程度しか出ないでしょう。
英語を書くことに不安がある生徒は、書いてある単語をただ写すだけなのに、単語のスペルを間違えたりします。
このことから、わたしの疑問
中学生が英語の授業を受けただけで、テストで点数がとれるのか?
に答えが見えてきた気がします。
授業を受けただけでは厳しい。英語を書けるようにならないと点数は取れない
これは英語の授業に限ったことではなく、どの教科の授業においても、「ただ説明を聞くだけ」という授業では、効果が少ないと思います。
新しいスマホを買って、買った初日は説明書を読むだけ。そんなことをしている人はどのくらいいるでしょうか?わたしが知っている限りでは、そんな人はいません。
とりあえず・・・
と言って、使い始める人がほとんどでしょう。説明を聞くより、やって身につけるということです。
覚え方に正解はない
中学の英語で英語が書けることが求められているのであれば、書けるようにならなくては納得のいく結果を得ることはできません。
ここで、新たな疑問が生じます。
漢字や英単語を書けるようにするにはどうしたらよいか?
わたしは、長年塾講師をしていますが、この疑問について、「これをしておけば間違いない」という指導方法を持ち合わせていません。
なぜなら、覚え方は人それぞれだから。しかし、わたしは、覚え方に問題があるから、書けるようにならないとは思っていません。なぜ書けるようにならないのは、チェックが甘いからだと思っています。
書けるまでやる
これが書けるようになるための最適手段です。覚えるために、10回書くという謎の指示をする教師もいますが、それは罰ゲームだとわたしは思うのです。
回数ではなく達成度。書けるようにするというゴールに到達していれば、どのように練習したかなんてどうでもいいと思うのです。
テストをした結果、全部覚えていたにもかかわらず、10回書いてないから認めない。そんなことを言うつもりでしょうか?もしそうなら、ふざけていますね。
最後は自分でやるしかない
英語や漢字が書けるようにするには、自分で書けるかどうかをチェックするのが最適でしょう。どれだけ努力をしても、最終的に書けなくてはその努力はムダになります。
塾では、生徒の達成度を確認するために、漢字テストや英単語テストを実施することがあります。不合格にってしまった生徒に
事前に自分でテストしたか?
と聞くと、不合格になる生徒の多くはしていませんと答えます。つまり、多少の練習はしてきても、書けるかどうかをチェックせずに、テストに臨んでいるのです。それではいい成果を収めることはできません。
不合格になる生徒でも、自分でテストをしてきました。という生徒も中にはいます。自分で実施したテストでは満点だったのに、本番では不合格になってしまう。なぜそんなことが起こるのか?
その原因は
答え合わせが適当だから
間違っているのに正解にしていることがとても多くあるのです。テスト本番は、教師が採点します。正確に答え合わせされてしまい、その結果、不合格になるのです。
キミが英単語や漢字を覚えたいのであれば
①正確に覚える
②書けるかどうかをチェック
③正確に答え合わせをする
この3つを確実に実行しよう。どれだけ、自分に厳しくやれるかが勝負のカギです。
『勉強で結果を出すには、最後は自分でやるしかない』のです。
最後に
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