こんにちは。やすひろです。
ベテラン塾講師のわたしが
子どもに早くから習わせるのは
やめたほうが良いと考える習い事は、
英会話です。
英語なんてやる必要がない
と言っているわけではありません。
大学受験に勝つためには
英語を極めるのは最善だと
常々話をしています。
英語の重要性は
十分理解しています。
だからと言って
英会話を早くから習わせるのは
どうなのだろうかと思うのです。
なぜわたしが
英会話を早くから習わせるのに
疑問を持っているのかを説明します。
英会話は楽しい!
英会話は話すのが中心なので
とても楽しく感じられます。
新しい言葉を覚える。
その言葉を使って会話をする。
相手と意思疎通できたとき
喜びの瞬間を味わえます。
さらに楽しさが増すのは
絶対的な正解がないこと。
自分なりの表現の余地があり
人によって正解が異なる。
だから、ほめられる場面が
とても多いでしょう。
ほめられたら自信がつきます。
そうやってわたしは英語が得意だ
と思っていきます。
自信をつけるのはいいことです
でも、その自信は
もろくも崩れ去るかもしれない
その危険性が
中学、高校の英語では
待っているのです。
英会話は評価されない?
一口に英語と言っても
評価基準は大きく4つあります。
「読む」「書く」
「聞く」「話す」
英語四技能と言われています。
英会話はその中の
「話す」能力を伸ばしてくれます。
「話す」能力を評価される
代表的な試験は3級以上の英検です。
おもに希望者が受ける試験です。
中学、高校と進むにつれて
絶対に直面する試験は
学校のテストや模試です。
それらであなたの英語力は
評価されます。
学校のテストや模試での
評価基準の中心は
「読む」「聞く」「書く」
なのです。
学校のテストの評価基準に
「話す」が入っていない理由は
①複数人の同時試験が困難だから
1対1の対話形式で試験を実施したら
後からやる生徒ほど有利になってしまいます。
②正解が用意できないから
正解が用意されていないと
正確に点数化できません。
たとえば国語のテストで
あなたはどのように思いますか?
あなたの考えを書きなさい。
という問題は出題されにくいのです。
英会話を早くから習っても
中学・高校で
評価される場が少ないのです。
もし、「話す」以外の3技能で
評価を得られなかったら
あなたが英会話で築いた自信は
もろくも崩れてしまうかもしれません。
英会話より〇〇をしよう
英会話で学ぶ「話す」は
中学、高校ではあまり評価されません。
その観点から
早くから英会話を習うのは
あまりオススメしません。
英会話の代わりに
わたしがオススメするのは
「聞く」脳力を伸ばすこと。
いわゆるリスニングです。
今や入学試験で
リスニングを実施しない学校は
かなりの少数派だと思います。
しかも年々
得点比率が上がってきています。
「聞く」能力を鍛えるのは
入試に勝つには有効です。
現実、多くの生徒は
リスニングくらいいけるでしょ?
と言って特別な対策をしていません。
わたしがオススメする
リスニングの対策は
同じ英語を何回も聞くこと。
幼いうちは
ビートルズの歌がオススメです。
ビートルズの歌は
簡単な英単語が
多く使用されています。
繰り返し聞いて
歌って英語に慣れましょう。
せっかく早く英語を始めるなら
英会話よりビートルズをおすすめします。
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