こんにちは。やすひろです。
高校進学について
1つレベルを上げて下位にいるより、1つレベルを下げて上位にいたほうがよい
とアドバイスされたことがある人もいるかもしれません。
今回は、このアドバイスについて、わたしの考えを書いていきます。
最初に断っておきますが、わたしはこのアドバイスだけを見て、それが正しいとか、間違っているとかは判断できません。
生徒の状況に応じて判断は異なるでしょう。
スタートラインに立てていますか?
あなたは、進学したい高校は決まっていますか?
この質問に「はい」と答えられない人は、
まだスタートラインにすら立てていない
ということです。
つまり圧倒的に出遅れているということです。
何事も早く取り掛かったほうが成功する可能性が高まるとわたしは考えています。
つまり、出遅れるということは、成功の可能性が低くなるということです。
自らの進学したい高校を決められない原因は
そもそも決めようとする意志がない
受験を自分事としてとらえていない
そういうことだとわたしは認識しています。他の例で考えてみましょう。
今からマラソン大会をするといったときに、
主催者から何キロメートル走るのか、ゴール地点はどこなのかが発表されなかったらどうしますか?
あなたならそのマラソン大会に参加しますか?
そんなマラソン大会は存在しない
確かにそうでしょう。
高校受験をするのに、進学したい高校すら決められないということは、それと同じこと、もしくはそれ以下なのです。
だって、高校受験のゴールは自分で決められるのだから。
まだ、進学したい高校すら決まっていない受験生は、一刻も早く、進学したい高校を決めましょう。
決めることを先延ばしにして、取り返しがつかなくならないように。
進路を考えた進路選択
高校を卒業したあとの進路、具体的には
就職するのか?
大学進学するのか?
を決めて高校選びをするのがいいとわたしは思っています。
高校も決まらないのに、それより先のことなんて決められないよ
という生徒もいるでしょう。そういう生徒に提案するのは
今現在、大学に進学する気持ちは何%あるの
と質問します。
この答えが「0%」以外の解答であれば、大学進学を見据えた高校選びが必須になってきます。
高校卒業後、就職を希望する
この希望を持っている生徒には『1つレベルを下げて上位にいたほうがよい』というアドバイスが的確なのかもしれません。なぜなら、
目的が高校を卒業することだから
高校はテストの点数が基準に満たないと、進級できない可能性があります。
自分の学力レベルより高い高校に進学してしまうと、進級できない可能性が高まります。
卒業後就職するのであれば、進級できないことだけは絶対に避けたい。
だから、『1つレベルを下げて上位にいたほうがよい』というアドバイスをするでしょう。
高校卒業後、大学進学を希望する
わたしは、これまで関わってきたすべての生徒に、「この高校に行ってほしい」という気持ちで進路指導したことは一度もありません。
わたしのおススメする高校はありません
ですが、大学進学を希望する生徒に、意見を求められたとき限定で
1ポイントでも偏差値の高い高校に進学したほうがよい
というようにしています。その理由は
気づいてない子どもたちは多いかもしれない。どの高校に進学するかで、どの大学に進学できるかがある程度決まってしまう。逆転するのはどんなことでも、難しいんですよ。
— やすひろ@ただの塾講師 (@Karisuma_Jukuko) April 10, 2022
進学した高校で、進学できる大学はほぼ決まってしまうから。
考えてみてください。
大学進学率ほぼ100%の高校
大学進学率50%の高校
どちらのほうが大学進学できる気がしますか?
答えは明白でしょう。
大学進学率がほぼ100%になる理由は
そもそもの学力が高い
進学する仲間ばかり
進学に向けたシステム
など、明確な理由が存在するのです。
だから、大学進学を希望するであれば、1つでもレベルを上げて高校進学をしたほうが、大学受験時に有利になる可能性があります。
平等に見えて、実は残酷
大学受験はみな平等だと思っている生徒もいるかもしれません。
現実はそんなことはありません。現実は残酷です。
大学受験時に一番モノを言うのが、そもそもの学力。
高校受験ですら苦戦した生徒が、大学受験で苦戦しないはずがない。
でも、それってすぐ忘れちゃうんだよな
大学進学を希望して進学校に入っても、高校では下位に低迷してしまう。
そのすべての生徒がそうだとは言いませんが、なかには
勉強を放棄している生徒もいる
と思う。
勉強についていけないのではなく、ついていかないという選択をする生徒が。
高校受験時もそうであったが、そういう生徒も大学受験時になると、大学受験を意識し始める。
しかし現実は残酷だ。そう簡単に思うようにはいかない。
何事も、いつでも簡単に逆転できるのであれば、早くからはじめる人なんて誰もいない。
そうでなくても、何事も逆転するのは難しいのです。
大学受験のために高校1年生からがんばって勉強してきた生徒を追い抜こうとして、高校3年生の夏から猛勉強をしても勝つ可能性は限りなく低い。
同じ高校での逆転ですら難しいのに、その高校より、偏差値の低い高校になったとしたら?
逆転することなんてほぼ不可能だろう。
なぜなら、高校受験の時点でも差をつけられているのだから。
その差も逆転しなくてはいけない。
逆転できるのはアニメだけ
わたしはそう考えている。
そして、「コツコツが勝つコツ」これ以外にない。