こんにちは。やすひろです。
2学期もいよいよ終わろうとしています。高校受験生たちは、徐々に受験校が決まりつつあります。受験校決定に至るまでには、さまざまな困難があったと思います。特に精神面で。
進路を決定する際の、学校の懇談で
成績が足りていない。志望校を変更しなさい
と言われてしまい、自信を喪失したり、落ち込んだりしてしまう受験生もいました。特に、その高校の志望度合いが強い生徒になればなるほど、この傾向は顕著です。
わたしは、塾で20年指導しているので、この時期の学校の懇談ではそう言われるとわかっていますし、事前の塾の懇談でもそう伝えてはいますが、いざ、直接
成績が足りていない。志望校を変更しなさい
と言われてしまうと、ショックは隠しきれないのでしょう。その状態になってしまうと、わたしたちがいくら大丈夫だといっても、なかなか信じてはくれません。
受験する権利を勝ち取れ
学校側の気持ちもわかります。自分のクラスの生徒には全員合格してほしい。いや、合格させなければいけない。そのために、できる限り、合格可能性の高い高校を受けてもらいたい。
志望校にチャレンジしたい受験生と、安全圏の学校の受験を勧める学校。この両者の主張は平行線をたどるのは明らかですね。
この争いに終止符が打てるのは保護者様だけなのです。お子様の意見を尊重したいのであれば、
うちの子には失敗を恐れずチャレンジしてほしい。チャレンジした結果、不合格になったとしても、チャレンジしなかったことよりは立派だと思う。
と懇談で学校側に伝えましょう。そう伝えて
成績が足りていない。志望校を変更しなさい
という学校は少ないでしょう。「たとえ不合格になっても、学校側に責任追及はしません」と明確にし伝えておくとより良いでしょう。
志望校を受験できなければ、志望校に合格することはあり得ません。
そこの高校しか行きたくない
と思うのであれば、その思いを保護者様と学校側に伝えよう。そして説得して受験する権利を勝ち取ろう。
テスト結果の受けとめかた
晴れて志望校を受験する権利を手に入れました。あとは志望校に合格することだけを考えればいいのですが、そう簡単に行くとは限りません。
3学期の最大の敵は短期間に行われるさまざまなテスト。1か月の間に、実力テスト、定期テストの両方がある学校も少なくないと思います。
ただテストをやるだけならいいのですが、テストをやる以上点数が出ます。点数がよくなっていればいいのですが、必ずしもそうなるとは限りません。
どの受験生だって、悪い点数を見たら落ち込んでしまいます。あるテストの結果、悪い点数が返ってきたら
これが受験本番じゃなくてよかった
と思うようにしましょう。悪い点数を見て、この教科苦手だと思ってしまうのは、合格から遠ざかる考え方。悪い点数で落ち込むくらいなら、なかったことにしたほうがまだマシです。
受験までの勉強
3学期に入ったときには、受験まで最大3か月くらい。この時間をどう使うかで、合格、不合格が分かれるかもしれません。
これだけは絶対にやめてほしい。
苦手を克服しようと、苦手教科に力を入れること
これをしてしまうと、不合格に近づいてしまいます。その理由は2つ。
①気分がのらない
②克服はできない
①気分がのらない
誰だって、苦手なことをやるのは気分がのりません。気分がのらないので、勉強時間そのものが減ってしまうことになります。勉強時間が減れば、合格からは遠ざかりますよね。
②克服はできない
たった3カ月の間で苦手教科が克服できるなら、そもそも苦手教科ではないはずです。3カ月みっちり勉強しただけでは、超苦手がちょっと苦手になるくらいの変化しかありません。
得意も苦手もないのですが
こういう生徒にわたしがおススメする教科は、理科と社会。理科と社会の用語問題は必ず正解できるようにするのが目標です。知っていれば正解できる。知らなければ正解できない。わかりやすいですね。
理科と社会のどこを勉強すればいいのでしょうか
用語問題で、ある程度の出題が見込めるのは、理科であれば人体。社会であれば、江戸時代と公民。社会のほうがボリュームがあるので、勉強時間を多く割きましょう。
これから、受験までの勉強は何をしたらよいか迷ったら、もし塾に通っているのであれば、塾の教師に聞いてみることをオススメします。きっとこの記事以上にいい返答をくれるはずです。
キミの最終目標は志望校に合格すること。それ以外のことは気にするな。志望校に合格すること。ただそれだけを考えていこう。
最後に
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