こんにちは。やすひろです。
どんな仕事でも、最低限これくらいはしないと仕事をしたとは言えないというラインがあります。わたしが考える、塾講師として最低限の仕事のラインは、
授業内ではできるようにさせること
だと思っています。もし、あなたが生徒たちに宿題を出しているのであれば、この最低ラインはクリアしていなければなりません。
宿題にするなら、少なくとも授業中にできるようにしてあげないといけない。授業中にできない生徒が、宿題をできるはずがない。
— やすひろ@ただの塾講師 (@Karisuma_Jukuko) May 20, 2022
塾で授業を受けて理解できなかったことが、宿題ではできる可能性はほぼゼロに等しいです。だから、授業中に理解できなかった生徒は、当然のように
宿題できませんでした
と言ってくるでしょう。その時に
なんでやってこないんだ!
と怒り狂うのは少し違うかなと思うのです。あなたの怒りの原点は、塾講師として最低限の仕事をできなかった自分に向けられるべきなのです。
あとは宿題で
宿題を出す出さないについて、どちらが正しいかを論じるつもりはありません。しかし、宿題を出すのであれば、宿題になる範囲を授業内でできるようにさせないといけません。
学校でも未修内容の単元を宿題にするときなどは、授業内で事細かに達成度を確認する必要があります。何度も言いますが、
だから、塾講師としての最低限の仕事は、宿題にする問題を授業内で理解させること。生徒の理解度も確認せずに
あとは宿題で
なんて適当なことを言っていてはいけません。宿題にしたらできないことができるようになるわけではありません。宿題にはできたことを習熟させる効果しかないのです。
できないことを宿題にさせると、宿題をやろうとしたときに「できない自分」に絶望するかもしれません。それで「頑張ろう」と思える生徒は少ないでしょう。
だからこそ、最低限授業内ではできるようにさせないといけないのです。授業内でできていれば、
自分が忘れているだけだ
と言って頑張ってやろうとするかもしれません。一度でもできたという成功体験は強力です。
塾講師の仕事
塾講師の仕事は
生徒の成績を上げること
以外に何もないとわたしは考えます。だからと言って、いきなり生徒の成績を上げられるわけではありません。
小さなことを積み重ねていった結果、生徒の成績があがることがあるでしょう。その小さな積み重ねこそが
その日の授業内容を理解させること
だと思うのです。
テスト対策授業だけしっかりやればいい
という考えでは、生徒の成績は上がりにくいと思うのです。なぜなら、テスト期間中にやるべきことが多くなりすぎるから。
だから、日頃の授業から、理解できていることを少しでも増やしておいてあげたい。そのためには
その日の授業内容を理解させること
がとても大切になるのです。理解できれば、宿題で練習できる。たくさん練習することで定着する。それが成績向上の幸福ループなのです。
だから、わたしたち塾講師の最低限の仕事は
に尽きるのです。これからは、生徒ができないことを宿題にするのはやめましょう。