ゲームを悪と決めつけるから、さらに子どもが勉強しなくなる

こんにちは。やすひろです。

保護者さん保護者さん

ゲームをしているヒマがあるなら勉強しなさい

とお子様に言ったことはありませんか?もしかしたら、その声かけが原因で、お子様が勉強しなくなっているのかもしれません。

なぜなら、誰だって自分が好きで行動していることを否定してくる相手のいうことを素直に聞こうとは思わないから。理屈ではありません。感情の問題です。

たとえば、あなたが料理が大好きで毎日手料理をふるまっていたとします。それを何もしないで食べるだけの人に

読者さん読者さん

料理はいいから、部屋の掃除をしたら?

なんて言われたら腹が立ちますよね?あなたがいくら料理好きでも、その人のために料理をつくろうという気持ちは薄れませんか?

保護者さん保護者さん

ゲームをしているヒマがあるなら勉強しなさい

もそれと同じことなのです。お子様からしてみれば、ヒマだからゲームをしているのではないのです。ゲームをしたいからしているのです。

それを無下に否定してしまったら、あなたの要求を聞いてくれる可能性は限りなく低くなるでしょう。だって

誰だって

自分の好きなことを否定されるのは腹が立つから

あなたがお子様に勉強などしてほしいことがあるのであれば

やすひろやすひろ

お子様の価値観を否定しない

ことからはじめましょう。

相手を否定しない

人によって価値観はさまざまです。つまり何が大切なのかは人によって異なるのです。

保護者さん保護者さん

ゲームより勉強のが大切

と考える保護者様と

男子生徒男子生徒

勉強よりゲームのが大切

と考えるお子様のように、価値観は人によって異なるのです。何が大切なのかに正解はありません。宗教でも、宗教がちがえば神様すらちがいますよね。

あなたが自分の価値観を絶対正義だと思いこんで、相手に押しつける行為は、相手の神様を冒とくしているのと同じことです。過去の戦争の多くはそれが原因です。

相手の価値観を否定するということは、

やすひろやすひろ

戦争を引き起こすレベル

だということを覚えておいてください。だから、相手の価値観は絶対に否定しない。あなたがお子様に勉強してほしいのであれば

保護者さん保護者さん

ゲームは悪だ

なんて絶対に言ってはいけない。あなたがそういえば言うほど、お子様は

男子生徒男子生徒

勉強は悪だ

と思うようになるでしょう。お子様にそう言われたら頭に来るでしょう。でも、それと同じことをあなたはお子様にしているのかもしれません。

2つの手段

子どもの価値観を否定せずに、やりたいようにやらせたら、一生ゲームをやり続けてしまうと心配される保護者様もいるでしょう。

お子様の価値観を否定せずに、あなたの価値観も認めてもらうためには2つの手段があります。その2つの手段とは

2つの手段
①ゲームだけはダメ
②ゲームしかダメ

この2つです。

①ゲームだけはダメ

保護者様の多くは、ゲームをすること自体に反発しているのではありませんよね?ゲームばかりしているから、不安に思うのですよね?

わたしも生徒たちによく言うのは

やすひろやすひろ

「〇〇しかしない」というのは危険な状態

「依存症」という言葉もあるように、「〇〇しかしない」というのは危険なのです。

覚えておいて
〇〇は勉強でもダメ!

ゲームをするのは否定しない。でも、ゲームだけは認めない。ゲームと勉強をバランスよくやるように提案しましょう。食事と同じでバランスは大事です。

お子様の価値観を否定していなければ、お子様もあなたの価値観を認めてくれるでしょう。

②ゲームしかダメ

これはかなり荒療治な方法です。そこまでやりたいのであれば徹底的にやらせる。中途半端は認めない。より具体的に言えば

徹底的にやるとは?
●寝食を忘れて没頭する
●72時間ぶっ続けでやる

これが徹底的にやるということです。それを理解してもらったうえで

保護者さん保護者さん

やるなら徹底的にやりなさい

と伝えましょう。わたしは、たとえそれがゲームであっても、徹底的にやることは大切だと思います。好きなことすら徹底的にやれないのであれば、何を徹底的にやれるというのでしょう?

徹底的にやったことがある人と、徹底的にやったことのない人では大きな差があります。夏休みは徹底的にやるには絶好の機会です。

お子様が理想とするゲームしかダメな生活。この夏徹底的にやらせてみてはどうでしょうか?