こんにちは。やすひろです。
現在大切なお子様を塾に通わせている保護者様に質問です。
現在通っている塾は、あなたの要望に応えられていますか?
新年度を迎えて通い続けているということは、現在通っている塾があなたの要望に応えられていると判断したからでしょう。
要望に応えられていないのであれば、現在通っている塾をやめて、他の塾に行けばいいだけの話ですから。
塾に対して特に要望なんてありません
という保護者様もいるかもしれません。それはそれでいいのですが、下手をしたらお金と時間をムダにしてしまうかもしれません。ふとした時に塾にコンタクトを取ってみるのもいいでしょう。
最も多い要望
進学塾、補習塾であれ、保護者様の要望で最も多いのが
成績を上げてほしい
といっても過言ではないでしょう。
進学塾であれば
偏差値が上がるように指導してほしい
補習塾であれば
定期テストで平均点が取れるように
のように細部は異なりますが、成績を上げてほしいというコアな部分は変わりません。塾に通っているのだから
成績を上げてほしい
という要望は至極当然でしょう。吉野家に行って、牛丼を食べるのと同じです。ラーメンを食べるために吉野家にはいきませんよね。
吉野家と塾は違う
牛丼を食べたいから吉野家に行く
のと
成績を上げたいから塾に行く
の間には決定的な違いがあります。それは、
本人が思っているかどうか
吉野家に行く場合、牛丼が食べたいのも自分、牛丼を食べるのも自分。だから、吉野家が牛丼さえ提供してくれれば、自分は満足できる。
しかし、塾の場合、保護者様がいくら成績を上げてほしいと思っていても、保護者様が通うわけではありません。塾に通うのはお子様です。だから、保護者様に絶対に確認してほしいのが
お子様が成績を上げたいと思っているか
もし、その気持ちがないのであれば、保護者様の要望が叶うことはないでしょう。吉野家でいえば、提供された牛丼を食べずに帰るのと同じです。単純にお金と時間のムダですよね。
塾も保護者様と同じ思い
わたしは、ほぼすべての塾講師は
生徒の成績を上げたい
と思っています。塾講師の端くれであるわたしですら思っています。しかし、わたしの指導するすべての生徒の成績が上がっているかというと、そうなっていないのが現状です。
つまり、保護者様の
成績を上げてほしい
という要望に完璧に応えられているとは言えません。
わたしは、生徒を指導する際、絶対にしないと決めていることがあります。それは
えこひいき
わたしはすべての生徒に平等に指導をしているつもりです。それなのに、成果をおさめる生徒もいれば、現状維持の生徒、成績が爆下がりする生徒がいます。
なぜでしょうか?ここまで読んでくださった賢明な保護者様なら、もう結論はわかると思います。その理由は
お子様が勉強するかどうかに全てがかかっている
塾にできること・塾にできないこと
塾にできることは、
わからないことをわかるようにする手助けをする
ことくらいだと思うのです。まったく勉強しない生徒を、塾で勉強するようにするのは、かなり困難だと思うのです。
保護者様の中には
毎日塾の自習室を使わせてくれたらいい
と思っている方もいるでしょう。確かに塾に来た瞬間にスマホを没収すれば、塾では勉強するしかないと思われる。しかし、その考えはメイプルシロップ級に甘いのです。結論は
勉強しない生徒は、どんな環境でも勉強しない
ノートに絵を描いたり、シャーペンを分解したり、消しゴムを切り刻んだり、トイレに何度も行ったり。勉強をやりたくない生徒は、誘惑なんてなくても、勉強はしません。
保護者様へのお願い
勉強しない生徒がいることはわかった。でも、
長年塾講師をしているのだから解決策があるでしょう?
大変心苦しいですが、わたしは
勉強しない生徒を勉強させる術を持ち合わせていません
ただ、これだけは伝えさせてください。
現在勉強しないお子様が、急に勉強をするようになる可能性は極めて低い
だから、早めに何かしらの手を打つことをオススメします。わたしとしては、塾に通わせるというより、保護者様が1日のうち1時間程度、一緒に勉強するのがいいのかなと思います。
この提案をすると
わたしは勉強なんて教えられない
と言われる保護者様が多いですが、教える必要は一切ないのです。保護者様が果たす役割は、
お子様に勉強を教えてもらう
ことなのです。『今勉強したこと教えて』と聞いてください。きっと、楽しそうに話してきますよ。それをただ、聞いてあげるだけでいいのです。ただ聞くだけが一番重要です。
勉強もダイエットと同じで、急激に変化が現れることはありません。ダイエットをしたければ、毎日体重計に乗る。勉強もそれと同じで、毎日1時間程度やるようにする。そうすれば成果が上がる可能性が高まります。
勉強もダイエットもコツコツが勝つコツなのです。
最後に
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